今回は、書き出したB-formatの音声を一緒に収録した動画と合わせます。
360°動画を再生できる一般のプレーヤーは今のところありませんので、アップロードする前にローカル環境で再生する方法も後述します。
アプリケーション「FB360° ENCORDER」を起動し、YoutubeやFB360°等書き出したいフォーマットを選びます。
音声ファイルと動画ファイルをLoadします。
必要に応じてオプションで360°映像で再生されない環境の為にステレオファイルを同包しておくこともできます。
バウンスする前にもう一度オーディオの設定に戻ります。
実はSpatual Workstationのフォーマットは8chなので、DAWの「CONTROL」のインサートしてあるBUS、マスタートラックのチャンネル数を8chにし、8ch WAVファイルで書き出す必要があります。 B-formatのまま書き出す場合はプラグインをOFFにして4ch
でバウンスしてください。
書き出した、Spatial Workstation 8chと映像を「ENCORDER」で合わせます。選択できるVIDEO Leyoutは3種類です。
Monoscopeは3Dで見たときに同じフレームが両眼に表示されます。Top-Bottomは、ビデオの上半分が左目に表示され、下半分が3Dで表示されるときに右目に表示される形式です。Left-Rightはビデオの左半分が左目に表示され、ビデオの右半分が3Dで表示されるときに右目に表示されます。
再生されす環境に合わせてください
この時に方向に必要なメタタグも打ち込まれ、アップロードすれば、音と映像のリンクした360°動画を再生することができますが、その前にローカルで確認できるよう、音声を.TBEフォーマットで書き出します。
.TBEはFBオリジナルのメタデータの埋め込まれた音声だけのファイルです。8ch WAVを書き出します。
この場合4ch以降の音声は不使用ですが、FB VIDEO Playerに正しい定位で再生させる為には8chにする必要があります。
書き出した8ch Wavファイルを「.TBE」ファイルにし、スタンドアロンでVIDEO PLAYERを立ち上げます。「.TBE」ファイルと動画ファイルをLoadすれば、ローカル環境でも360°化した音声と映像を確かめることができます。
動かした映像に合わせて、音像も一緒に回転します。
正しく再生されれば、B-formatに戻るなり、YOUTUBEやWeb用のFacebookフォーマットで書き出して、サイトにアップロードすれば完了です。
もし、映像と音声をオフセットしたい場合は、Sennheiser A-B format converterかに戻るか、Spatial Workstationには「Converter」Pluginが含まれているので、そちらを使用します。
以上、FB 360° Spatial Workstation、各コンポーネントの一通りの使い方でした。
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