さて、前回のDAWセットアップに続き連投で、今回は、SENN HEISER AMBEO VR MICでVR動画コンテンツを作るのための、便利なアプリケーションパッケージFacebook 360 Spatial Workstationの使い方を紹介します。
Facebook 360 Spatial Workstationは元々TWO BIG EAR社が有償のプラグインとして提供していたものを、Facebookが会社ごと買収し、現在はフリーとなり、3Dオーディオ用のプラグイン群とスタンドアロンでも動作するビデオプレーヤー、エンコーダーの統合パッケージとして配布されています。
また、UNITYやUNREAL ENGINEに統合するためのサウンドエンジンSDKも入手することができます。
機能はかなり網羅されており、FB360°動画以外にYOUTUBEにも対応しているので、このソフトウェアだけで音声処理、動画との合成書き出し、メタタグの付与まで一括して行えるのでかなり便利で充実した内容となっています。
ソフトウェアは以下のリンクから入手でき、つい先日、最新安定版のV2.0がリリースされたばかりです。(2017.5月現在)
今日は、Anbisonics B-formtをBinauralで検聴するためのPlugin設定を見ていきます。
パッケージををインストールし、「FB SPATIALISER」を立ち上げます。
Anbisonics意外にオブジェクトベースとして7Chまで空間に配置させることもできたりします。
オブジェクトPAN画面
他にも空間の大きさや音の遠近感など、かなり細かな設定も可能です。
Pluginは「SPATILISER」と「CONTOROL」、2つのプラグインをセットで使用しないといけません。
ターゲットトラックに「SPATILISER」をインサートしマスターとなるトラックか、検聴用のチャンネルにとなるBUSに「CONTOROL」をインサートします。「SPATILISER」のInputとB-formatにします。
「CONTROL」、下方SETTINGSの「Decord Binaural」をONにするとバイノーラル音声で検聴できます。
設定につまずくようなら、ProtoolsやReaperなどの為のデモプロジェクトも同包されているので、そちらも参考にしてください。
次回はバウンスして映像と合わせます。
次回に続く
SNNHEISER AMBEO MICのレンタルや録音に関するお問い合わせはHPから、
www.mic-office.jp
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