こんにちは、時間のある時に更新更新という事で、今週は割とゆっくり過ごさせて頂きました。
(いや、忙しい方がもちろん良いのですけどね 苦)
今回のトピックはLIVE用マイクの選び方です。
先日、PAのお仕事の現場でボーカルに持ち込みのマイクを使いたいという事だったので、その時に気づいた事を書きたいと思います。
そのアーティストの方はネットのレビュー等を参考にしている様でしたが、その方の求める音とマイクの特性がかなりかけ離れた物だったので、色々と苦労しました。
そんな自分の苦労を少しでも軽くするため、今回の記事を書きたいと思います(笑)
ハンドマイクにもダイナミック、コンデンサー様々なタイプのモデルが各社からリリースされているのはこれ迄にも紹介して来た通りですが、今回ご紹介するポイントは、音やタイプの傾向では無くライブ用途にどの位適しているかという所になります。
MYマイクを選ぶ時、皆さんは何を気にしますか?音質?値段?色々あると思いますが、普通に選んでは以外と盲点な、しかし、しっかりと気をつけたいポイントというのがあります。
それではまず、第1ポイント
・ハンドリングノイズが少ないか
ハンドリングノイズとはマイクを手に持った時にガサゴソという雑音の事です。
これが多いマイクだとMCの時にスゴく気になりますし、PAもしにくいので、本来不要なEQ等の処理が必要になり、音質を犠牲にするケースも出てくると思います。
ミュージシャンの方々はマイクを選ぶ際に見落としてしまいがちなポイントでもあるんじゃないでしょうか?
第2に、
・ハウリングマージンが十分に取れるか?
ライブの場にとってハウリングと音質とのせめぎ合いは付き物です。
シビアな音場環境で十分にパフォーマンスを満たしてくれるマイクというのは実はそんなに多くありません。
ハウリングは、バンドの音の大きさ、モニターの音量、会場の広さ、等々に大きく関係しています。
音が聴こえないからモニターを上げてもらいたいけどどうにもハウリングが収まらない、そんな経験がもしかしたらあるかもしれません。
そんな時、なるべくンバンドの音を下げずにモニターを稼ぐなら、明瞭度のあるハウリングマージンの高いマイクが活躍してくれます。
良いマイクは被りも少なくハウリングマージンも高いのでモニター調整もとてもやり易いです。
ハウリングの要因として全てではありませんが、十分な音量を求めるのならハウリにくいマイクを選ぶのも選択肢の一つです。
第3ポイント
・近接効果はどのくらいか?
多くのボーカルマイクは、マイクと口の距離が近い時に低音が強調される近接効果を計算して、低域の周波数がロールオフするように作られています。
これもマイクによって様々で、ベタONで丁度良いもの、少しOFF気味の方が自分の声には良いもの等様々です。
また、近すぎると息でボッ、ボッ、と吹かれやすいマイクもあるので、お客さんに鼻息荒いなーなんて思われちゃうと、スゴく嫌ですよね(笑)
選ぶ時にはマイクと口の距離をくっつけたり、離したりして、近接効果がどのくらいあるかというのもそのマイクの性能をみる基準になると思います。