勉強会「シールドケーブルを比べてみよう」

November 5, 2017

 

10月31日「シールドケーブルを比べてみよう」を開催しました。イベントが続く時期の開催でしたがいろいろな業種の方に来ていただき Staff.S 初めての企画進行だったのでドキドキ緊張心臓飛び出そうでしたが、みなさまのご協力もあり無事終了できました

ギター試奏、ベース試奏でご協力していただいたのは籔氏/YAVZ.COM(ヤブズドットコム)、大倉氏/Hooper Pooper Looper(フーパープーパールーパー)のお二人でした。ありがとうございました!

 

今回の勉強会では

1部ケーブルの中身の構造の違い

2部ベースでのシールドケーブルの聴き比べ

3部エレアコでのシールドケーブルの聴き比べ

ということで12種類ものケーブルを比較するという、大変聴きごたえのあるラインナップでした

 

シールドケーブルを聴き比べる前に初めにケーブルの中身についてのお話から

 

 

Canare LC03 (※)

 

 

ケーブルは被覆(シース)、シールド、絶縁体、半導体、芯導体で構成されてます。芯導体にはギターやベースの音(電気信号)が通り、まわりのシールド部分で外部ノイズを遮断する仕組みになってます。

シールドケーブル以外の電線でギターやベースをアンプに接続すると絶縁体なんておかまいなしで導体に入り込んでしまいノイズがでてしまいます。なのでまわりをシールドで覆って覆った導線を地面に接続することで『外側から来たノイズは導体に届く前に覆ったシールドに入り込む』のでノイズがのらないようになっています。実際にセミナーではトランスも使っての実験をしてみました。

写真例(※)は一般的なケーブルCanare のLC03というシールドケーブルですが今回はケーブルの構造も含めて本当に色々な種類があるな〜!と驚かされました

それも含めて、いよいよレポート開始です!

 

 

 

全部書いちゃうとほんっとうに書ききれないレポートになってしまうので

今回2社のケーブルに狙いをさだめてレポートします

まずは当店イチ押し『 SOMMER CABLE 』!ヨーロッパでトップシェアを誇るドイツのケーブル専門メーカーです。それぞれさっくりケーブルのご紹介

SC−The Source MK II , 今回唯一の実はマイクケーブルです。ケーブルの取り回しはSOMMERの中では一番柔らかいかも

SC-CLASSIQUE , 当店にあるのは青と黒の紐巻ケーブルですがちょっとオシャレです。これまた紐巻だからケーブルが硬いのかと思いきや実は柔らかめ

SC-SPRIT XXL , シース素材が若干透明なので、中のシールドが見えてカッコイイ代物です。被覆の材質のせいか手触りは固め。ケーブル自体の取り回しは軽め

SC-SPRIT ,この5種の中で一番太いケーブルで太いから取り回ししにくい?と思いきや意外と結構柔らかいです。他のSOMMERに比べると硬いかもしれません

COLONEL INCREDIBLE , このケーブル実は中身に秘密ありで面白い構造になってます。唯一のツイストペア仕様のケーブルです。これまた取り回しは柔らかめ

の5種類がありました。SOMMER CABLE全てに言えるのは、本当にやわらかいケーブルが多いです。硬くないので取り回しはとてもしやすく、激しいライブでも柔軟に対応しそうな印象でした。

 

そして肝心な音は…というとベースではどのケーブルもフラットな印象でしたが、ギターでは違った顔を見せてくれました。来場者多数決で人気がありましたCOLONEL INCREDIBLE に焦点をあててご紹介します

 

 

 

SOMMER CABLE , COLONEL INCREDIBLE

 

 

さきほどの5種類の紹介でもさわりましたが、SommerCable の中でも特殊な構造をしている COLONEL INCREDIBLE

先ほど例で一般的なケーブルとして紹介した構造とはうって変わった仕様になっています。ツイストペアケーブル(Twisted pair cable、ツイステッドペアケーブル)、別名 撚り対線(よりついせん)とも言い、電線を2本対で撚り合わせたケーブル構造になっています。 単なる平行線よりノイズの影響を受けにくくなります。芯線自体は固めの素材を使っていますが被覆にこだわり取り回しのしやすさを実現したケーブル構造になっています。

ベースでもギターでも感じたのは余計な色付けのないクリアな音で低音域から高音域まで伸びやかに音がでるなという印象、ギターではSommer5種類で色々と特色がある結果になりましたが、来場者多数でCOLONEL INCREDIBLEが人気だったのはクリアでフラットな割に音域がとても広く感じるのでギターの音の抜けがかなりよく聞こえるからかなと思いました。試奏されたお二人はどちらも弾いた時のモニターのレスポンスがいいとの意見もありました。

シース色もグレーっぽく(公称ではオリーブグリーンですが)めだたずケーブルの取り回しもしやすく、そして意外とお高くない!コストパフォーマンス面でも特におススメできるケーブルです。

 

 

 

 そして『 MONSTER CABLE 』 !アメリカ合衆国カリフォルニア州サウス・サンフランシスコにある誰もがご存知のケーブルメーカー。ケーブルを単なる付属品としてではなく必需品として考え導体の純度ではなく、導体の構造や絶縁体にこだわるモンスター・ケーブルの理念は今回のケーブル比較会においてもよくわかる結果となりました。今回のMONSTERCABLEは4種類のケーブルを対象にしました。こちらもさっくりとそれぞれのケーブルのご紹介!

STUDIO PRO 2000 , 音もケーブルも群を抜いて太い!特にベースで試奏すると低音にブースター入れてる?ぐらいに感じます。ケーブル自体も太くてとっても硬いのでスタジオ向き。

MONSTER ROCK , 名前のROCKの名の通り、ギターでもベースでもガッツリ派手です。コネクタにゴールドが多めに使われてるので見た目もROCK。個人的な感想としてはチョッパー多用する人にオススメかも。

PERFORMER 600 , 今回の比較でのモンスターの4種類は他社ケーブルに比べ低音強めかなという印象ですが、このケーブルはギターでもベースでも素直に音が出てくる感じでした。のちのレポートにて詳しくお話しします。

MONSTER CLASSIC , モンスター・ケーブルの中でも一番細くて柔らかいケーブルです。とってもしなやかでしたが、すこしヨレるので好みがわかれそうなケーブル。来場者満場一致でベースではなくギターに使いたいという意見が出ました。

 

モンスター・ケーブルの音レポートは試奏のお二人にモンスター・ケーブルの中でこれがいい!と意見が統一されたPERFORMER 600 でレポートしたいと思います!

 

MONSTER CABLE  , PERFORMER 600

 

 

モンスターの特色ともいうべきケーブルの構造になっているPERFORMER600。2層マルチゲージ・ワイヤー・ネットワークというモンスター・ケーブルで特許を取得している方式を採用してます。

音が電気信号となってケーブルを流れるとき、高域より低域が遅く伝達され、低域は芯線の中心を通り、高域は表面を通るという「表皮効果」があります。太さ、長さを変えた複数の芯線に周波数帯ごとの電気信号を伝達させ、すべての周波数を同時に伝達させる構造になっています。モンスターケーブルはこうしたケーブルに関しての独自の技術が数多くあり、理念を追求するメーカーなんだなと実感します。

 

 

 

 

 

 

ケーブルの取り回しは若干硬め、しなやかなケーブルが好きな人にはおすすめしにくいかも。モンスターはプラグもモンスター社製で、若干重ためなプラグです。PERFORMER600も低音域から高音域までしっかりと聞こえてくる印象で、音の解像度がとてもいいです。モンスター全種に言えることですが、ギターもベースも低音の輪郭がとてもはっきりと感じられるので低音が出てるように聞こえてきます。このケーブルに変えることで、手持ちの楽器の音の印象がガラリと変わることもありそうです。試奏しながら、こんなにこのギター低音なってるんだ…と藪さんが言っておられたのが印象的でした。余談ですが来場者の方からSTUDIOPRO2000とPERFORMER600って音が似てない?という意見があり調べてみると、STUDIOPRO2000とPERFORMER600は中身の構造がよく似てる構造になっていました。お耳が良い来場者さん!うらやましい!こちらも弾いた時のレスポンスの良さが好評でした。モンスターケーブルらしいお値段な PERFORMER600 ちょっとお高めですが、お持ちの楽器との新たな出会いが生まれるかもしれません。

 

 

まとめとしましてセミナーに向けての準備資料を作りながら、自分が意外とちゃんとケーブルの中身のことを理解してないのに気付かされた今回のセミナー。何年ぶりかに机に向かってお勉強させていただきました。ちょっと知恵熱でそうになりました。企画運営進行に必死すぎて、今回ほとんど写真を撮れなかったのが非常に残念でした。

ケーブルメーカー各社のこだわりや、特色。それを踏まえての今回のシールドケーブルを比べてみようでいろいろな観点からシールドを比較検証しましたが、正直実際にここまでの変化があるとは私自身思いませんでした。それぞれアーティストの方々に合ったシールド選びは必要だと思う反面、実際試奏出来る機会というのが少ないという現状、そしてプレイスタイルと合うかどうか買わないとわからないというある種の博打。もっともっとケーブルの試奏が一般的になったらいいなあと思う今回のセミナーでした。

今回は実現はできませんでしたが、ギターアンプやベースアンプにつないだときにどんな感じで音が変わるのかもいつか検証できたらなあと思っています!

 

 

また次回セミナーは1月を予定しています!ご興味おありの方は是非当店まで!

 

 

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