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ユーザー体験!Rode NT-1 VS JZ Flamingo

さて、今回はお客様体験ブログということで、アマチュア御用達、某社の定番?マイクと当店のプロマイク、一体何がどう違うのか!??

ユーザーさんに実際に体験した感想を頂きましたので、ご紹介したいと思います。

今回ご協力頂いたのは、新時あさ美さん。

同人系のアニメ等やライブ等で積極的に活動されているようです。

普段は宅録で何となく言う感じらしいので、

先ずは、いつも自分で録っているようにやってみましょうという事で、歌ってもらいました。

その後、マイクも含めて本番録りを行なったのですが、

こちらを今回比べてみました

彼女の持ち込みのマイク

Rode NT1-a

当店で用意したFlamingo STD

そもそもこの2本で比較してどうすんだ!!!という様な話もありますが(笑)

彼女がマイクの差をどう感じたかという事ですので、そこには目をつむって進めて行きます。

以下、ご本人の感想

 

◆二本のマイクから選ぶ スタジオに着いたときには、2本のマイクがセッティングされてある状態でお迎えしていただきました。 事前に私の歌声を聴かれ、ノイマンとフラミンゴをセレクトして頂いてました。

最終的に、収録にはフラミンゴさんをチョイス!

値段の高さで選んだというのは、正直理由としては含まれます。(笑 今後、そんな高価なマイクと収録することはあるのだろうか…?! と思うと…どうしても…(>_<) という気持ちは抑えられず(笑)

ただ、驚いたのは収録後の音声を聴いて2本のマイクの違いがわかるというところでした。 違いなんて専門的な音声の勉強をしていない私に聞き取れないだろう・・・ と思っていましたが、これが分かってしまったので自分で驚きです。

ノイマンはパワフルさを一番に感じました。 キリッとしているところもあってイケメンな感じ(笑) 迫ってくるような感じ、どっしりとした厚み。

正直2本のどちらとも素晴らしかったので、唸りながら決めたのですが、 私の好みから、 フラミンゴの奥深い音と、柔らかさと音の豊かさ、 息が足らず音が弱くなるところ、そういう弱点もしっかりとカバーしてくれて、 そして私の声の味みたいなものが良く録れているという点で、フラミンゴで収録に挑みました!

◆普段のマイクとの違い ROAD NT1-A を使用 手持ちはこの1本しかなく、 何か別のマイクと同時に比べて録音をしたことが無かったので、 今回まで「自分の声とマイクとの相性」や「マイクそのもののパフォーマンス」を考えることがありませんでした。

まず歌の収録時からして、違いがわかりました。 なんと表現したらよいのか・・・ 全体が隈なく聴こえる、聴こえやすさがいつもと違う・・・。 そして優しい音だと感じました。

ヘッドフォンで演奏と自分の声を鳴らしながらも、 むちゃくちゃ細かく声が聞こえるので、ピッチの悪いところは勿論、 ノッてる、逆にイマイチなテイクとの違いもありありと分かります。 なので、歌をとりながら自分で「これはリテイクだなあ」「今のは良さげ」と判断がとりやすかったです。

いつものマイクだと、何というか・・・ 聴こえずらさを感じていたので、録りながら不安に思うときもありました。 声全体の一部分しか聴こえていない感じがあったので、 音の聞こえ方だけでもその差はすごくわかりました。

◆全体の感想

【マイマイクとのこと】 自前のマイクは使っても家の中のみになるので、人前でまず使用することは滅多にないです。 今回比較のため持って行って録ったわけですが、私とマイマイクとの距離がそもそも すごく遠かったようで・・・(驚きと焦り)。 まずは勉強させてもらいました。

「え、こんなに近づいて録らないとだめなのか!?」と驚いてしまったのですが、 これもずっと宅録のセルフディレクションのみじゃ気付けないことだし、 いずれ気付いても、 もっと早く知りたかった!と思うことです。

高級マイクと比較される恥ずかしさ(-□-;)を抑えて、見ていただいた甲斐がありました(笑)。 私がそうなのですが、専門的な勉強をせずに勢いで宅録を始めた方は 独自の手法で歌を録っている可能性もありそう・・・(かな?) なので自前のマイクを持って、プロの方の意見を聴いてみるのも大事だと思いました。

【収録時】 歌を録る際のディレクションもとても的確で、 こちらのペースも声の状態から判断していただけるので 休憩が必要な時を教えてもらえたのが助かりました。 自分だけでやってるとつい、「気合でなんとかぁ!」っていう勢いで全部録りたくなっちゃうので・・・。 (そして使えないテイクばかり増えていく不のスパイラルへ)

そして的確な指示を頂きながら収録できるので、すごく訓練になります。 毎日、ディレクションしてもらいながら歌録りたい・・・泣 そしたらもっとちゃんと、歌うまくなれるかなあ・・・泣 なーんて思うくらい。

収録以外ではマイクの豆知識なんかも教えていただいて、 新しくマイクを買い換えようかなと検討している私にとって とても勉強になるお話しばかりでした。

【またやってみたい!】 楽曲によってマイクを変えたりすることも、プロの音楽現場では大切なようなので、 次はロックな曲や、静かなバラード、など音楽に合わせてマイクを選んで収録、できたらすごく面白そうだなと思います。 ぜひやってみたい! 料金もすごくお安かったので、収録は何より勉強になるということもありますし、 是非利用させてもらおうと思いました。

貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました!!

 

以上感想、ここまで。

追記として、

初めに楽曲の音源と声データを貰っていたので、そこからイメージしてご本人に合いそうな、タイプの違うマイクを、あらかじめチョイスしておきました。

そこから仮歌を録ってご本人と相談しながら、マイクの選択を絞って行くという方法で行なっています。

今回は、本人の希望にピッタリだったようで、すんなり決まりました。

自身の歌の良い所も悪い所も含めて、正確に表現してくれると言うのが大きな感想のようです。

声量もある方ではなかったので、マイクとの距離やレベルの取り方なども幾つかアドバイスさせて頂きました。

マイクを比較しながらレコーディング出来るという、当店にしか出来ないメリットも十分に感じて頂けたようですので、今後の活動に是非役立てて頂きたいと思います。

比較音源の許可も頂きましたので、ラフミックスとボーカルテイクを参考までに、

さて、如でしょう?

感じ方は様々かもしれませんが、

マイクによる録り音が良いと、大きなバックのオケに声が埋もれる事もありませんし、声の存在感が十分に際立つので、不必要なEQをしなくとも

良くなります。最初から音の収まりも良いので、MIX時の他のパートとのスペースの取り合いや、位相干渉に右往左往悩む事も少なくなり、判断も早くなるというメリットもあります。

安価なマイクと比べると、声の張り方や、ニュアンスの表現力、オケとのなじみが違うので、MIXの全体の方向性も左右するということもあるでしょう。取り敢えず録っておくより、最終的な方向性を見据えた音を録音出来る方が、音楽にクリエイティブに向き合える気がしますし、上手い下手だけではない、その人の声、本来の良さを、そのままリスナーに伝えられるのではないかと思います。

次回は、今回メインとなったマイク、JZ microphone Flamingo Standard(67)について紹介したいと思います。

現行品でビンテージに匹敵できる、数少ないマイクと言われるこのマイクの正体とは!!

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